ADHDの人が職場にいるとさ…やっぱり面倒くさいってさ…
今日、会社で同じ部署のだいぶ年上の方と話していてですね、
「最近は小学校でも発達障害を持った子とか多いでしょう〜。先生も大変よねぇ」
という話が出てきました。こういう時の自分は、愛想笑いと適当な相槌でごまかす。目が若干泳いでいるかもしれないが、ごまかす。いつもどおり、これで乗り切れたー…と思ったら!そこから、まさかの・・・
「最近は大人の発達障害ってのも増えているらしいんだけどね、話が全く噛み合わなくて、すごい困ってるって言ってたわ〜」
(!!!ひぃぃぃぃぃ!!!あなたの目の前にもいますけどぉぉぉ!!!???)
いやぁ、危なかったわ。驚きのあまり取り乱すとこでした。たぶん、乗り切れた、たぶん…。心臓バクバクしたけど…!
なんとかして話の方向性を変えられないかと思ったのですが、その話題について話したくてしょうがないらしく、
「ああいう人って、『これがこうでこうでこうで…この部分だけ△△です』って説明しても、全然理解しなくて、最後の部分だけ耳に残って『全部△△』みたいに解釈して猛烈な勢いで反論してきたりするのよね。面倒くさいわぁ。全部紙に書いて一個ずつ説明してあげなきゃ理解できないのよね」
(あああ、その人のほうが理解でき過ぎるんですけどぉぉぉぉ!!!)
てか、やっぱり定型発達の人って、そういう会話を本当に全部理解できてるんだ!すげえな!ってほうがむしろ驚きで新鮮でしたよね。自分もまさにご指摘の面倒くさい人の通りですよ。少し難しい話で耳だけだと、出だしの1語か、ラストの1語どっちかしか覚えられない。ワーキングメモリ少ないからね。
これってさ、私はそうは見えてないってことですよね…?ドキドキ。え?まさかの、遠回しな嫌味パターン?まさか…まさか…
いやぁ、頭に浮かんだのは「宇宙人はもう既にあなたの周囲に入り込んでいるかもしれないのです…!」みたいなね。オカルト番組のナレーションが脳内で流れましたよね。
その人曰く
「小学校に事あるごとにクレームつけてくるモンスターペアレントなんて、発達障害の人が多いんじゃないかしらねぇ?」と…。う〜ん、どうだろう。無自覚ならそういう人もいるかもなぁとは思うけど、自覚してる人は、逆に「自分がきっと間違っている」というネガティブ思考で周囲に接する事が多い気がするなぁ。絶対的に自分が正しいと過信している定型発達さんのほうがかえってややこしそうだぞ…。てかさ!当事者を目の前に、ずいぶんなこと言ってくれるじゃねえか!!えぇ!?…と、言えないのがクローズ就労のさだめです。
ふ〜、肝が冷えたわぁ。まあ、でもこういう話題が出るということは、成人の発達障害もだいぶ世に認知されてきたってことかね。あ、社会に受け入れられたって意味じゃなく、そういうのがあるらしいという言葉の認知ね。
私がなぜバレていないか。それは、理解してそうな顔をしてるからさ…!!あとは、メモを取る癖が少しはついてきたからかな。「あ〜、これ絶対自分覚えらんないわ」というのが長年の失敗で分かるようになるので、そう思ったら即座にメモを取るようにしています。それでも、ちょくちょく忘れるけどね。
しかし、これって紛れもない本音だよなぁ…。そうだよね、面倒くさいが本音だよね…。これをカバーするぐらいの別分野での活躍ができればいいのかな…。
以上、師走の恐怖体験でした。
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