アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

時短・効率化の仕事術を身に着けて、少しずつ「ダメな自分」じゃないことに気づく。

うつ病になって休職してから丸2年経ちました。ADHD診断がおりてからも丸2年ということになります。復職してからは、1年と数ヶ月。どれも遠い昔のことみたいです。

 

ここ最近、とても仕事が忙しくなってました。深夜まで残業、休日出勤が続いてましたが、なんとか数日前から落ち着いてきた感じです。久しぶりの休みはほぼ寝て過ごしました。主治医から「休みの日に1日寝込んじゃうようじゃ、働きすぎなんだから、セーブしなさいね」と言われていたのになぁ。

 

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やはり、古い体質の会社なので、なかなか自分の意志を持つだけでは、健全な働き方は難しいです。ある程度は付き合わざるを得ない。けど、どうしても嫌になったら投げ出して休んでもいいと思って入るので、以前よりはだいぶ気持ちが楽。投げ出すくらいだったら、もう少し早いタイミングで「無理でーす」と声を上げて、他人に仕事振ったらいいんだしね。とりあえず今は、忙しい時期にはキツイけどなんとか頑張り、それが終わったらセーブモードにしてしっかり疲れを癒やす、という緩急のある働き方がいいみたいです。

 

 

 

もとから、ルーティン作業の穏やかだけど単調な仕事はすぐに飽きてしまうタイプ。何か押し迫って追い詰められる方が、やる気になるし、面白い。ここらへんは、ストラテラ飲んでも変わらないみたい。だけど、やらなきゃいけない事務作業に着手できない「先延ばし癖」はだいぶ改善された。「よーし、やるか」で着手して、パパっと終わらせることができるようになった。会社員だと、自分だけでは完結しない業務書類(申請書とか報告書とか、上長のハンコがいるやつ)があるので、ここが改善されただけでも、だいぶ自分の仕事の評価があがったと(自分では)思う。前は「アイディアがいくら良くても、正しいプロセスを踏んでいなきゃ、ダメだ」と言われて泣くことが多々あったので。稟議書が間に合わなかったり、他部署への依頼や報告が抜けていたりね。最近は、このあたりが上手くなってきたので「なんだ、席を立ってたった一言かけにいく。それだけで良かったんだ」と拍子抜けする思いです。この1〜2分を先延ばしにしていたことで、後々もっと面倒くさくなっていたことに気づかずに。

 

自分に近いタイプのADHDの人は、ほんの少し落ち着いて自分の仕事の仕方を変えることで、何倍も仕事がうまくいくことがあるんじゃないかなぁと思います。図書館や本屋さんで、「仕事効率化」や「ラクする仕事術」みたいな本を何冊かパラパラ見てみるといいかも。私も目からウロコのプチ技術がいっぱいあって驚きました。

 

よく使うようになったプチ効率化術は「未来の自分のために、親切なメモを残す」こと。例えば、書類の間違いを指摘された時に、フォーマットの方に、赤字で『注意!』と書き込んだり、エクセルファイルだったらセルの色を変えて気づくようにするとか。システムのIDやパスワード情報(一部伏せ字)は全部このファイルに集約!と決めてしまえば、今まで日に何度も書類を探していた無駄な時間が無くなります。イメージとしては「自分の元にやってきたペーペーの新入社員に、仕事を教えてあげる先輩」になる感じです。「こうしたら早いでしょ?」「次間違えないようにするには?」と自問自答して工夫して、次にやる時には
「なんて、親切なんでしょう!これならサルでもできる!」

という状態にしておく。これの積み重ねで少しずつミスや無駄な時間が減っていく!

 

たぶん、普通の社会人なら、入社すぐに普通にやっていることなのよねぇ。でも、今更であってもやらないよりは断然マシ!こうやって、地道にやっていくことで「自分はダメ人間じゃなかったんだ」って少しでも自己肯定感を取り戻すのです。