アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

抱きしめられたい。いい子って言ってもらいたい。おとなになった今でも。映画「きみはいい子」

うつ病で休職してた2015年に見た数少ない映画の中でですが、最も感動して最も多くの涙を流したのが呉美保監督の「きみはいい子」です。久しぶりにサイトを見たら、ついにDVD&Blu-rayが1月20日に発売になっていましたー!

 

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この映画、アダルトチルドレン、愛着障害、発達障害により自己肯定感が低い人、みんなに見てもらいたいです。号泣するからバスタオル片手にね。ポップコーンだと涙で湿気るからダメだよ。

 

以前、映画館で見た時にも、絶賛おすすめさせていただきました。

まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面的な 付き合いの陰で自分の娘に手をあげ、自身も親に暴力を振るわれていた過去をもつ雅美。他人と会話をかわすのは、登下校の途中で挨拶をしてくれる名前も知ら ない小学生のみ、最近感じはじめた認知症の兆しにおびえる独居老人・あきこ。とあるひと町に暮らし、さまざまな局面で交差しながら生きているおとなと子ど もたち。悩みや問題を抱えて生きる彼らが、人と人とのつながりに光を見いだし、小さな一歩を踏み出すさまを、『そこのみにて光輝く』の呉美保監督が、真摯 にそして丁寧に映し出す。
ディスコミュニケーションが叫ばれる現代社会に生きる私たちが直面している複雑な問題を盛り込みながらも、本作の根底を 流れているのは「人が人を愛するとは」という、シンプルで普遍的なテーマだ。誰かに肯定してもらえること、手をさしのべてもらえること、痛みに気づいても らえること、褒めてもらえること、抱きしめられることの、「しあわせ」。このしあわせは、他者とのかかわりなしには生まれない。主人公たちが新たな“気づ き”を得て前に向かおうとする姿に、誰もがささやかな希望を抱き、深いいとおしさを感じずにはいられない。 (公式サイトより引用)

 

 

 

大人になると、寂しさってなかなか表には出しづらいですよね。私も、うつ病になって精神科に通ううちに、自分の中に「もっと甘えたかった」「今も寂しい」「見捨てられるのが怖い」という感情があることに気づきました。こういう感情って、気づいた後が地獄です。簡単に解決出来るわけじゃないし、見た目上は何も変わらず日々が過ぎていくし、自覚しちゃった以上、人との関わりに構えてしまうようになるし…。

 

キャッチコピーが最強です。「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって」

 

映画の登場人物に自分を重ね合わせることで、「ああ、私も抱きしめられたい。いい子って褒めてもらいたいんだな」って思いました。うん、まだまだ自分の中で消化できないものが残ってるんだなぁ。自己肯定感ってどうやったら高まるんでしょうね、ほんと。いろんな本を読んで知識を入れて、少しずつ“考え方”みたいなのは分かってきました。表面的には、良くなったように見えても、ふとした瞬間に、孤独感にぐわーっと襲われて、不安で不安で消えてしまいたくなります。

 

いつか、こういう気持ちが解消できたらいいなぁ。自分のために泣いてあげるのも、きっと良い方向への第一歩のはず。

 

 

 iTunesレンタルは400円〜 私はこれで観ようかな〜

きみはいい子

きみはいい子

  • 呉美保
  • ドラマ
  • ¥2000

 

Amazonビデオのレンタルは432円〜

きみはいい子

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