アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

ADHDと長女気質はなかなか相性が悪いという話 完璧主義を手放せるか

私は、ADHDによる不注意や先延ばしで、仕事のミスがとても多いですが、これまで、ADHDを指摘されたことはありません。逆に、カミングアウトしても信じてもらえないかも?というぐらい、隠せていた気がします。さすがに、うつ病で休職に入る少し前からは、疲労でカバーしきれず度々ミスが表に出ていましたが…。

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ミスをしないようにすることは、どんなに頑張ってもできませんが、絶対にその姿を見せてはならないと必死で隠しました。私がこんなにも隠せている理由の一つは、愛着障害の記事でも書きましたが、自分は完璧でなければならないと思い込んでいた完璧主義な長女気質にあると思います。

周囲に自分のミスを晒すぐらいなら、死んだほうがマシというぐらいの勢いで、私生活を削ってバレないようにカバーしていました。具体的には、終わらない仕事は、他の社員が帰った深夜にオフィスでやります。21時を過ぎたあたりからようやく人が減ってきて気になる音や動きがなくなるので、作業に集中ができるのです。(もちろん残業代はつけません)人が遅くまでいるときは、書類を持ち出して、スタバなどで深夜の閉店時間まで。休日も、こっそり出勤して終わらない仕事を片付けていました。期限を過ぎてしまった経費精算は自腹で立て替えです。1年半で累計15万円ぐらいは立て替えている気がします。自分の生きる活力の全てをADHDのミスをカバーすることにつぎ込んでいたわけです。プライベートを楽しむなんて自分に許されるわけがないと思っていました。

 

今振り返ると、仕事ができない迷惑なダメ社員なのですが、不思議と当時は周囲にバレていなかった気がします。むしろ「責任感がある」「頑張り屋」「しっかりしてる」というキャラで通っていました。周囲は、「体壊すなよ」とは心配してくれましたが、仕事が遅いことは意外と気づいていなかったです。これは、自分の仕事が基本的にはアイディア出してなんぼの企画系だったので、メイン以外の事務的な処理はあまり注目を集めづらかったからだと思っています。

 

つまり、周囲に「しっかりキャラ」で一度認識されると、低レベルすぎるミスは意外と指摘されないのです。たまに上司に見つかっても「お前にしてはめずらしいな」とか言われていました。本当はしょっちゅうなんですがね。簡単な表記ミスも期限を守れないのも、捺印が抜けるのも。バレないようにしているだけで。自分の手際が悪くて仕事の進みが遅いのですが、「仕事量を抱えすぎてて遅い」と錯覚するようです。本当は500字くらいのメールを打つのに2時間とかかかるくらい作業が遅いです。遅刻もわりとしてましたが、バレてなかったです。で、最後の期末査定の時に「ん!?なんだこれ」ってなって「あ、気づいてなかったんだ」と知る。思い込みってすごい…。そんなこんなで、バレはしなかったわけですが、仕事が更に忙しくなるのと、内容が深くなるにつれ、どんどん完璧にカバーをすることが難しくなり、ついにボロが出始めた矢先の、うつ病・休職でした。今まで隠していた分の皺寄せがここできました。

 

ADHDが全く隠せないのも、大変につらいと思いますが、うまく隠しすぎてしまうのも、また問題でした。二次障害を誘発します。どう頑張ったって、隠し通せるものではないということを学んだので、この先は、周囲にオープンにはしないまでも、自分ではダメな部分を認めようと思います。「これ苦手なんです」「自分は要領が悪いから手を貸して欲しい」と自分から手を伸ばすことですね。自分のダメな部分を受け入れる、つまり完璧主義を手放すことになります。人に頼る、甘えるということが何よりも苦手な自分に可能なのでしょうか?これから先、人に迷惑をかけながら生きていくと思うと気が重いのですが、逆に自分が助けになっていることも何かしらあるはず、そう思ってやっていきます。

 

 ↓ 本当?信じちゃうよ?

人生の9割は逃げていい。

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