アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

大人のADHDに関する認知度調査。ADHDを知っているひとは約6割ですってよ、奥さん…!

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成人のADHDについて、世間はこんなイメージをもっているらしい、という重要なリリースを、イーライリリー社が秋に出していたのを今更ながら発見したので、ちょこっと紹介します。

 

大人のADHDに関する認知度調査(PDF)

バックナンバー2015年度 | 日本イーライリリー株式会社 ←11/16の記事です。

 

超ざっくり書くと、

  • ADHDという言葉を知っている人は5割強。
  • 言葉は知っていても大人のADHDの内容を理解していない人は約6割。
  • 大人のADHDに対しての適切な対処法を知らない人は9割。
  • 知っている症状NO.1は「落ち着きがない」逆に認知が低いのは「遅刻」や「家事ができない」や「衝動買い」
  • 困ってそうだと思うことNO.1は「外見では障害の有無がわかりにくい」
  • サポートのためにADHDについての周囲の知識が必要だと思う

 

てな感じだそうです。こういう、一般の人の認知度って、自分がADHD当事者とばかり繋がっているとわからなくなるので、そっかそっか〜って感じで興味深いです。てか、適切な対処なんて当事者でも知らんがな(笑)どうやったら自分をうまくコントロールできるのか、試し試し生きてるよ。

 

 

 

知っている症状が「落ち着きがない」というのは、一時期、学級崩壊関連のニュースでこどものADHDが立ち歩きや衝動的な行動などで取り上げられた時のイメージですかねぇ。大人のADHDだと、行動に出る落ち着きのなさよりは、脳内の多動の方が多いらしいので、当事者の認識とここらへんはズレがあるかもですね。

 

困ってそうなことは、それよ!それ!みたいな、謎の「わかってるわねぇ」感(笑)
私は、唯一カミングアウトした相手が「見た目はそうは見えないのにな」と言っていたので、世間の認識で見た目には何の特徴もないことは、知られていないのかなぁと思ってたけど、そうでもないんですね。ふむふむ。

 

これは、イーライリリー社が4月から施行される「障害者差別解消法」に関する調査として一般人400名を対象にアンケートを取ったものだそうです。思ったよりADHDという言葉への認知度が高いのは、イーライリリーさんが、せっせとネット広告↓で宣伝してくれたおかげじゃないの〜?と思ったりもしますが。

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イーライリリーは、ストラテラを出している製薬会社なので、ADHD患者が増えると、収益が上がるというメリットがあるので、ADHDの社会認知をせっせと広めてくれています。私自身、ストラテラにはとてもお世話になっているし、人に説明する時に、このサイト超わかりやすいしで、助かっていますが、あまりカジュアルにこの広告を出されると「なんだかなぁ〜」という複雑な思いもあります。

 

もちろん、この広告で気づいて、治療を受けて生活が楽になった人もたくさんいると思うので、悪いことじゃないけどね。でも、会社PCにまで、よう( ・∀・)ノみたいな気軽さで現れるのはホントやめてほしいわ。あれは、ヤフーやグーグルアカウントの履歴で認定されてるのかなぁ?当然、仕事中に会社PCでは「ADHD」について調べたり書き込んだりはしてないんだけどなぁ。

 

4月の「障害者差別解消法」施行に向けて、また世間でADHDという言葉を聞いて
Σ(´∀`||;)ドキッ!!っとする機会が増えそうですな。