眠り下手なADHDタイプにも参考になるポイントがたくさん!ぐっすり絵本「おやすみ、ロジャー」
昨日、うつ病ブログの方にアップした「おやすみ、ロジャー」ですが、このお話に登場するロジャーの眠れなさ具合が、なんかADHDの感覚にすごい近いもんがあるなぁと苦笑してしまったので、こちらでも紹介します。
うさぎのロジャーは、兄弟が早々と眠りにつく中、やりたいことをあれこれ考えて、明日は何をして遊ぼうかあれこれ考えてしまう、という描写。わあ、身に覚えがありすぎる、この眠るの下手感(笑)横になっても、頭の中はぐるぐる動いていてなかなか寝付けない感じ!
でも、ロジャーの場合は、ここで優しいお母さんが出てきて、とっておきの方法を教えてくれるんです。その方法と言うのが…
「考えごとをぜーんぶ、頭の中から取り出して、おふとんの横にある箱に入れちゃうのはどう?」
「あしたの朝、目が覚めたら、考えていたことはぜーんぶ答えが出ていて、あなたも元気いっぱいになっているはずよ。だから、さあ、もう寝なさい」
この通りに、考えごとを全部箱に預けたら、ロジャーは頭がすっきりして、気持ち良く眠る準備ができたというストーリー。おお!この考え方、やり方はなんか、使えそう!
私の場合の眠れなさって、「なんか気になる」「なんか眠るのがもったいない」という感じで、別に今やらなくても考えなくてもいいことで、眠ることを先延ばしにしてしまうんですよね。仕事で忙しいときなんかは、これにプラスして、考えたってどうしようもないことも延々と考えてしまう。それを、いったん安心して預けられる場所に、ひょいっと置いてしまって、眠る時には、頭をリラックスさせるという考えは、自分にはとても必要かも!最近、入眠がうまくいっているのは、抱き枕(参照)でちゃんとリラックス状態をつくれているからかな。
あとは、体の力を抜くための誘導も入っているのは、リラックス下手なADHDにピッタリだなと思いました。足の力を抜く、お腹の力を抜く、頭の力を抜く、一つ一つ誘導されて初めて、自分の身体中がカチカチに緊張状態だったことに気付きますよ、きっと。
あとは、いらぬ衝動性を抑えられるかがカギかな。「あくびおじさん」というキャラが出てくるのですが、誰でもすぐに眠くなる魔法の薬を振り掛けると…というシーンで「って、みんざい(睡眠導入剤)やないかーいwww」という一人ツッコミを入れて、無駄に覚醒しましたからね(笑)あかんわー、この話の腰を折らずにはいられない性格。あとは、「おねむのカタツムリ」もジワジワ笑いを誘ってくるから気をつけろ…!
↑ あくびおじさんとロジャー。ダンブルドア校長じゃないよ。ガンダルフでもないよ。
ということで、ADHDの睡眠障害にも参考になりそうなポイントが多々ある本の紹介でした。