アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

仕事量をぐっと下げたら、ミスが激減したので、優先順位がわからないADHDは量を減らせば…!

最近、仕事で怒られるようなミスがグッと少ないです。なぜなら…!!仕事量がめっちゃ少ないから(笑)って、これ、笑い事じゃなく、ADHDにとって、仕事量の調整をすることが、超超超大切なんだなってことが明らかになった出来事ですよ。

 

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最近の仕事の様子は…、朝、「行きたくないな〜」の葛藤の末に出勤して、パソコン立ち上げて、デスク周りの整理をしたりウダウダ(まだエンジンがかからない)。パソコンを立ち上げて今日のスケジュールをチェック。ほぼスカスカ(笑)もしくは、自分のメモとして作業予定を自分で入れているだけ。メールもチェック。だいたい2~3通(笑)全く来てない時もある。それも、私宛にというより全社員に宛てた共有メールみたいなのがほとんど。で、手元のメモに、今日のTODOリストを作成、だいたい5行以内で終了。あとは、眠いな〜、とか飽きたな〜、というタイミングで次の作業に移っていき、他の人に相談や共有が必要な時だけは、ちょっとだけ緊張感が走る。だけど、淡々と時が過ぎ、帰る頃には、TODOリストの4つぐらいは終えて、一つ残ってるけど、まあ、明日にするかー、で定時に帰宅。以上。

 

 

 

人に怒られるほど、重要な仕事を任されていないこともありますが、仕事量をここまで減らせば、ミスがこんなになくなるもんなんだなぁというのは嬉しい発見でした。仕事の中で自分の苦手なことのトップが優先順位を決めること。間違うことも多いし、決められなくて、どうしよう、どうしようと迷っているうちに無駄に時間を過ごすことも多々ありました。だけど、さすがに選択肢が少ないと、決めやすいです。そして、重要度が低いから、リラックスして落ち着いて考えることができます。作業をしている途中でも、「あ、これは、先にこっちをやったほうが良さそうだな〜」なんて思うこともたまに。うん、別人のようだ。落ち着きが出てるということストラテラの効果も若干あるのかも??

 

以前は、幾つものプロジェクトを同時進行で抱えていたので、常に頭の中もデスクもパソコンの中までひっちゃかめっちゃか状態で、自分が何をやっているのか、何をいつまでにやらなくちゃいけないのか、どれが重要なのか、全く分かっていませんでした。で、人に怒られるたびに、凹んで戻ってくるまでにすごく時間がかかるので、ますます時間がなくなり。人にばれないように持ち帰って深夜のスタバでやろうとしても今度は眠いし、集中できないしで、ほとんど進まないまま家に帰り倒れるように就寝。

 

今は、「あ、自分の今のやるべきことってこれだけなんだ」と物足りなく感じるぐらいの少なさです。って、自分でだいぶセーブした結果なんですけどね。一番の理解者である人が、少ないくらいでちょうどいい、暇を感じるぐらいでちょうどいいのよ、とニコニコ言ってくれるので救われています。

 

よく、ADHDの本に、周囲の人はミスをしても感情的に怒らないでくださいってあるけど、あれは本当にそう。自分もそうだけど、ADHDの人は一つうまくいかないと、そこから自力で抜け出せずに、ズルズルともっと悪い状況へ落ちていく気がします。怒られる、パニックになる、そのまま仕事する、またミスする、怒られたくないから隠す、さらに事態を悪くする、みたいな。ああ、過去のいろんな失敗を思い出す…。

 

仕事で少しでもミスを減らしたいなら、落ち着けるように仕事量を自分で「超余裕♪」な範囲まで減らすのが一番だなと思います。って言っても、そうすると今度は、それはそれで仕事の遅い人、こなせる量が少ない人のレッテルを貼られてしまうか。ということは、自分もこの手を使えるのは、“復職あけ”パワーが使えるあとわずかな間だけということか…。すでにパワーの弱まりを感じているし(笑)でも、効率的にできる方法を無理して身につける(たぶん無理)より、仕事量を減らす努力をしたほうがよっぽど自分の心身の健康を守れることに気づきました、というお話でした。