アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

ストラテラを飲むと性格が変わるって本当?

ストラテラを服用している方のブログや書き込みを読んでいると、たまに目にするのが

ストラテラを飲んでから性格が変わった』という趣旨の文。

服用量65mgの私は今のところ自分では“性格が変わった”という実感は

ありません。変わったとおっしゃる人の多くは、自分で気づいたというより、

家族や恋人、友人など近しい人からの指摘で気づいたとのこと。私は、今一人暮らしで

休職中なので、変化を見守って教えてくれるような人がいないから気付けてないだけ?

という可能性も考えられます。休職中はストレス負荷もそんなにないので、怒るような

出来事にも滅多に出会わないし。今回はストラテラと性格の関係について考えます。

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性格が変わるってどういうこと?

 

 まず、性格が変わるという表現ですが、一見あいまいな感想に見えますが、

性格ってそもそも「怒りっぽい」とか「優しい」とか「のんびり」とかを指すとすれば

それは、脳の働きにより行動がコントロールされた結果として人に与える印象のこと

なので、「(脳の神経伝達に作用する)ストラテラを飲み始めてから性格が変わった

というのも説明がつきます。

 

変わったとおっしゃる方の傾向には2タイプあるようです。

 

『穏やかになった』

これは、一見すると良い変化に見えます。

以前まで怒りっぽかったのが、穏やかになった。急激な行動を起こす前に

よく考えられるようになった。頭の中が静かになったので、落ち着く、ゆえに

失敗が減ったそうです。この場合のデメリットとして、無感動になったという

方が多くいる気がします。感情の起伏がフラットになったと表現してらっしゃる方が

いました。喜怒哀楽の、怒る」と「哀しむ」が少なくなるけど、「喜ぶ」と

「楽しむ」も同時に少なくなってしまうようです。私も飲み始めた当初は、これを

だいぶ心配していました。今のところは、映画で泣いたり、音楽で感動したりできて

いるので、影響はなさそうです。が、今後増量したときなどの変化は気になります。

衝動性は止めたいけど、代償に、人生から感動がなくなってしまうのは困ります

ものね。これを理由にストラテラをストップさせた方もいるようです。

 

 

性格の変化のもう1タイプが

 

『攻撃的になった』という例です。

怒りっぽくなった、イライラすることが増えた、周囲に悪意を持つようになった、

我慢がきかなくなったと、ADHDの衝動性に拍車がかかってしまったような症状です。

これは、ストラテラの副作用の1つだと考えられます。飲み始めや増量時に出現

しやすい症状だそうなので、飲み続けているうちに治るという説明をする医師も

いるようですが、これが続いてしまうのは辛いですよね。これを理由に、服薬を断念

している方もいるようです。私が読んだ中だと、男性や、こどもにこの症状が出る

ケースが多い気がします。もしかしたら不注意より衝動性(多動)が強いタイプの

ADHDに表れやすかったりするのでしょうか。

 

投薬により性格が変わるというのは、困っていた部分が改善されたという面もあれば、

捉え方によっては、自分のアイデンティティだった部分が薬によって変わって

しまったとも言え、良い方向への変化だとしても、戸惑うことも多いと思います。

ADHDの特徴を自分のアイデンティティとしてそのまま受け入れられるか、それとも、

強制的にでも修正したいのか。これは、当事者の考え方と、今置かれている環境に

よって変わってきます。理想論としては、ありのままの自分で、かもしれませんが、

学校や、職場によっては、今は、自分自身の方を変えて周囲に合わせるしかないという

状況の方もたくさんいるでしょう。自分もその一人です。今後、ストラテラの服用を

続けることで、性格に変化が出てしまった時には、今後自分はどう生きていきたい

のか、その為に環境を変えることは可能なのかを、もう一度立ち止まって考える必要が

あると思っています。

 

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