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アラサー女の 成人ADHD記録〜ストラテラ飲んで仕事します〜

アラサー女、成人のADHDだけど、ストラテラの力を借りて、わりと楽しく生きてます。

【関連書籍】大人のADHDワークブック 個人的超オススメ本

ADHD-書籍 ADHD

以前に、読んでみます宣言を出してからやっと読み終えましたので、レビューします。

 

adhd-misoji.hateblo.jp

 

こちらの本です ↓

 

大人のADHDワークブック

大人のADHDワークブック

  • 作者: ラッセル・A・バークレー,クリスティン・M・ベントン,山藤奈穂子
  • 出版社/メーカー: 星和書店
  • 発売日: 2015/08/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

結果から言いますと、私が読んだ中では、久しぶりにADHD関連の良書かと!

 

まずですね、最近はちょっと大きめの本屋さんに行くと、成人のADHD関連の本が

数冊は置かれるようになりましたが、…「表紙変えただけで中身同じやないかーい !」

と言いたいものが多くないですか?もちろん、中にはイラスト等でわかりやすくした

ものもありますけど、8割以上は同じ情報。これは、このジャンル売れると思われて

新ネタないけど出してるようにしか思えなくてですね…。

そんな中でこの本は、ちょっと違うんですよ。

 

まず、届いた瞬間、「あ、失敗したかも」と思いました。

なぜなら、分厚い…!そして横書き…!!

横書き本って読みづらくないですか?形式がというのもありますが、

翻訳が下手な時のあの読みづらさがどうも苦手で。

ところがどっこい、この本は読み易いです。

なぜなら、著者、ADHD持ちのことよくわかってる…!!

そして、翻訳者も精神医学の分野の方なので、アメリカーンな部分を

ちゃんと日本文化に置き換えてくださっていて、無理なく読めるんです。

おお!っと思ったのが下記の部分。

本書は、なるべく1章の長さを短くして、集中して読めるようにしてあります。囲み、リスト、表などは飛ばして後からまとめて読んでもかまいません。最初はある程度飛ばしながら読んでもかまいません。とにかく最後まで読むのです。

ラッセルさん…!!わかってらっしゃる…!

だが、甘いっ!!私はその1章でも読み切れずに飽きたからな…!ドヤッ! ( ´_ゝ`)

…という章もありましたが、基本的には小分けになっているので読み易いです。

 

日本の本と違うなぁと思った部分は、日本ではADHDの基本症状を

「多動性」「衝動性」「不注意」で分けるのに対して、この本の中では

「自分をとめられない」(待つことが難しい、衝動的に決断するなど)

「自分をコントロールできない」(楽しいことを優先させてしまう、

 退屈になると作業をやめてしまうなど)

「実行機能に障害がある」

(時間感覚がない、やるべきことを忘れる、カッとなる)

 上記のように分けています。これで考えると、ADHD的な行動が

何に起因するものなのかがわかるので、対処法までの話がすんなり

繋がるんです。これは個人的にはわかりやすい整理だと感じました。 

 

生活の中で生じる問題も、全部で5タイプ(1、時間・計画・目標の自己管理がうまく

できないなど)に分けて紹介されているんですが、他の本に比べると、取り上げてる

事例が詳細なんです。なので、今まで衝動的な発言は自分でだいぶコントロール

できていると思い込んでいた自分も「あれ?これって…」と思い当たり反省する過去が

たくさん出てきました。ああ、あの発言取り消したい…。

 

全体的な方向性としては、基本的には薬物療法をすすめています。ただし、薬物療法

だけでは解決できない部分もあるとして、生活を変えるためのルールのアドバイスや、

環境を変えることの重要性について書かれています。薬物療法反対派の方でも、

他の部分は参考になると思うので、一読する価値はあるかと。

生活や環境についてのアドバイスも具体的なので、一通りADHDについて知識がついて

いる人でも、読んで面白いと思います。というのは、「なぜ、その行動をとってしまう

のか」「その時、脳はどう判断しているのか」について丁寧に説明されているので、

「そっかぁ、だったら脳を自分でコントロールするために、やってみようかな」と

思えるんです。メモ帳を持ち歩くとかね。ただ、事例の所々はアメリカーン☆です。

まず、人事部の発達障害の担当者に相談しましょう。

…いねえよ!!日本にそんな人そうそういねえよ!!

(仕事する場所は)できることならば個室が最善でしょう。

…欲しいよ!個室が一人に一室あったらどんなに楽か…!

てな、感じでちょいちょい心の中でツッコミが必要ですが、大部分は

日本でも問題なく取り入れられます。

 

対象者としては、ADHDを受け入れようと思えている人、でしょうか。

診断を受けたばかりや、どうして自分がこんな目に…というモードの方にはちょっと

キツイかもしれません。

ADHDをもって生まれたのはあなたのせいではないけれど、

ADHDであることを受け入れるのはあなたの務め

 という一文が、私はとても気に入りました。

苦労するけど、それでも基本的には受け入れていこうと思っている人には

とてもいいパートナーになれる本だと思います。

学生時代の過ごし方と、職業選択についても書かれています。

ADHDをお持ちのお子さんが、大きいならこのへんは参考になるかもです。

 

最後に、個人的に面白かった部分を

・コンサータとストラテラ、どちらが適しているかチェック表がついています。

 自分は、ほぼどっちもいけるで、若干ストラテラに多く◯がつきました。

・todoリストや大事な情報は見えるように机にデッカく!らしいけど

 …基本的にはADHDを隠して仕事をしていきたい人には悩ましい部分です

・大人のADHDに見られる症状91リスト

  91も項目があるチェック表は初めて見ました。当てはまる項目の多いこと…涙

・砂糖の摂取はADHDとは関係ないというのが新しい説

・アメリカ人のADHDは、近所の家の高級スポーツカーを衝動で盗みすぎやろ

 

 

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